型染紙をまとった、ふんわりノートを持ち歩く

鈴木松風堂さんの和文具は京友禅の技法で作られた型染紙が使われていて、どれも素敵です。

今回は購入したふんわりノートを、鞄に入れて持ち歩きたくなるポイントと合わせてご紹介します。

文様が描かれた素敵な柄を、誰かに見て欲しい

ふんわりノートは、ノートを包む表裏表紙に素敵な文様の柄の型染紙が使われていています。

◆文様とは?
自然の造形や日常の文物をもとにして「図案化」したもので、同じ図案の反復繰り返しによって構成される柄がたくさんあります。日本では特に数多くの伝統的な文様が残されています。文様にはそれぞれの柄に名前と込められた願いがあります。

 

■ふんわりノート 松竹梅(左)、花唐草 青(右)

鮮やかな色で文様が描かれている型染紙は、伝統を受け継ぎながらも今の時代に合う素敵なデザインです。

型染紙に使われている文様についてご紹介します。

文様の名前と込められた願い

文様説明
松竹梅文松と竹と梅とを取合せて表現した文様。冬の厳しい寒さの中、松や竹は常緑を保ち、梅は花を咲かせるところから、中国では厳しい環境でもその節度を守り不変の心をもつものとして「歳寒三友」と讃え、吉祥の象徴とされていました。後に日本に伝わり、日本では「松竹梅」と呼ばれた縁起の良い吉祥文様のひとつです。
花唐草文インドに発した一種の花文様がシルクロードを経て日本に伝わる間に、唐草文様と交わり様々な花唐草文が生まれたと言われています。「牡丹唐草文」、「菊唐草文」、「蓮唐草文」など、多様に変化する文様です。
唐草文様は蔓や草が絡まっている状態を図案化したもので、生命力が強く途切れることなく蔓をのばしていくことから「繁栄・長寿」などの意味が込められている吉祥文様です。

 

◆吉祥文様とは?
繁栄や長寿を表し縁起が良いとされる文様を「吉祥文様」と呼びます。お祝いや厄除けのお守りとして贈り物に選ばれることも多く、その種類は数十種類にも及びます。

 

デザインされた文様に縁起の良い意味が込められていると知って、得をした気持ちになりました。外出先などでふんわりノートを開いた時に、この素敵な柄がどなたかの目に止まってくれたら、とても嬉しく思います。

マグネットフラップがあれば、鞄の中に入れても勝手に開かない

表紙にマグネットフラップが付いているので、ふんわりノートが立てれるくらいピタッと閉じてくれます。鞄の中に入れても、ノートが勝手に開いてくしゃくしゃになることはありませんね。

表紙に付いているマグネットは表面からは見えません。丁寧な作りです。

ハードカバータイプのノートの場合、ページが開きにくいことがありますよね。ふんわりノートは、マグネットフラップが付いた表紙部分でノートのページを挟んで押さえると、マグネットの重みが掛かって少し開きやすくなりました。

コンパクトな文庫本サイズだから、持ち歩きにピッタリ

ふんわりノートはコンパクトな文庫本サイズなので、小さめな鞄にも入ります。

文庫本と一緒に持ち歩いて、思いついた時に本の感想を書いて楽しむのもいいですね。

 

■重ねペン立て 四季折々 濃
鈴木松風堂さんの型染紙を使った和文具は、購入した「松竹梅」と「花唐草 青」の柄の他にも素敵なものがたくさんあります。写真に写っているペン立て(重ねペン立て)も型染紙の柄を使ったものです。

アイテムのご紹介